初心者から始める映像講座【基礎編】① 〜アスペクト比とは〜
どうもこんにちは。こんばんは。
こみさんです。
今日から、僕のブログで新しい企画を始めようと思います。
題して、「初心者から始める映像講座」
記念すべき第一回の今日は、
アスペクト比について
です。
と
言うわけで
皆さん、アスペクト比って何かご存知ですか??
Youtubeやsnapchat、vineなど、映像系のSNSがたくさんあるこのご時世ですから、知っている方も多いと思います。
簡単に言うと
画面など、四角いものの縦横比のことです。
正方形は1:1、黄金比の長方形は1.4:1などなど。
さて、このアスペクト比について本気で書こうとすると、ものすごく長くなってしまうので、
映像に関するアスペクト比について説明しようと思います。
そもそもこのアスペクト比の話を僕が最初にするかというと、映像を制作するにあたって一番大事なことは、このアスペクト比だからです。
特に舞台に映像を投射するとなると、さらにシビアです。
なぜそんなに大事か。
間違ったアスペクト比の映像を作ると、映像が潰れたり引き伸ばされてしまうからです。
嫌ですよね。頑張って作った映像が潰れてしまったり、引き伸ばされてしまうと。しかも、やっぱり見栄えがとても良くないです。
なので、アスペクト比というものはとても大事です。
さて、映像業界においてアスペクト比を表記する場合、
基本的には
横:縦
で表示されます。
身近なもので言うと、みなさんのお家にあるテレビは、おそらく
16:9
です。
こんな感じ。
しかし、20代以上の皆さんにとって、むかーしのテレビといったら、ずんぐりむっくりのテレビですよね??
こんなやつ。僕の実家では一昨年くらいまでこれでした。
おわかりかとは思いますが、昔のブラウン管のテレビと今の液晶テレビ、アスペクト比が違うのです。
これはなぜかというと、デジタル映像が主流になる前、世の中の映像はSDサイズというのが基本でした。
ところが、技術が進歩してデジタル映像が主流になるとHD(High dihfinition)サイズ
の映像が多くなります。
しかし、16:9の映像が出る前、日本のテレビの信号の規格では、4:3の映像しか対応していませんでした。
その際、規格の変更が難しく、こういった画面の映像がテレビで流れることがありました。
上下に黒の帯が付いている映像、この形式をレターボックスと言います。
(デジアナ変換をしてテレビを見ていたご家庭の方は見たことあると思います)
これ、なにが起きているかというと、
4:3の四角形を、16cm:12cmの四角形①だとします。
そして、16:9の四角形を16cm:9cmの四角形②だとします。
そして、②を、①の中に収めようとすると、縦の辺が3cm余りますよね??
しかし、縦の辺を合わせようとして、②の長方形を大きくすると、今度は横がはみ出してしまいます。
そこで、②の四角形全部が見える形にするために、縦の辺が余る方をとって、こういった形にしていたというわけです。
面白いですよね。
現在は、デジタル映像の信号に対応したケーブルや、信号の規格が普及したため、黒い帯が出ることなく見れるというわけです。
というわけで、今日はこの辺まで。
明日はこの続き、映画や、テレビのアスペクト比について比較しながら書いていきたいと思います。
では、また明日~~