初心者から始める映像講座【基礎編】② 〜画面のアスペクト比〜
どうもみなさんこんばんは。
こみやまです。
実はこのブログ、タイトルを変えました。
僕が所属している劇団から文字って、komi project
副題は、駆け出し映像家こみやまが映像のあれこれをあれこれする企画
です。
はい。ということで今日は昨日の続きの話をしていきます。
昨日はアスペクト比ってそもそもなんなのかっていう説明をしました。
話があっちゃこっちゃいったんですけど、大事なことは、
アスペクト比を変えないこと。
(よく僕らはアス比が変なもののことを潰れてるとか、伸びてるとかって言います。)
と、言うわけで、今日はいろんなアスペクト比の紹介をしていきます。
まず、4:3の映像
昨日も紹介しましたが、これはちょっと昔の規格で、よくテレビなんかで使われておりました。
ただ、未だにDVDでは4:3の規格も採用されています。
未だにプロジェクターなどでもこの4:3が採用されているものが有ります。
ちょっと話題はそれますが、実はこの4:3、意外に使い道があったりするのです。
演劇なんかで、プロジェクターを使うとき、なるべく無駄な部分を作らないように投射したいのが本音です。
小劇場なんかでは予算の関係からプロジェクター一台で映像を賄うことが多く、その際、投射するものに黒い部分が多かったりします。
そうすると、全体的に明るさが落ちてしまって、せっかくの映像が暗くてよくわからないってことが起こります。
これ、なんでか。
そう、投射面の大まかアスペクト比とあってないプロジェクターを使ってしまってるからです。
例えば、正方形のパネルがあって、そこにだけ映像を打ちたい、と発注を受けたとします。
手持ちで16:9の明るいプロジェクターと、4:3のちょっと古いプロジェクターがあったとします。
皆さんどっちを選びますか??
正解は、(明るさの差によりますが)4:3です。
いろんな条件によりますが、一般的に、同じ縦の長さにしてプロジェクターを投射した時、
16:9の方が75%ほどの明るさにしかなりません。
(気になる方は計算してみるとわかります)
何が言いたいかって言いますと、正方形に近いもの(黄金比の長方形とか)にプロジェクターを投射するとき、4:3のプロジェクターは重宝するんです。
(実際、僕の仕事先でも、4:3のプロジェクターは未だに現役で、バンバン出ます。)
古いからってなめちゃアカンです。4:3
お次は16:9
こちらは昨日紹介したとおり、今現在最も使われてるアスペクト比です。
皆さんがこのブログを読んでらっしゃるiPhone。(iPhoneじゃない方すいません)
iPhoneの画面も、(縦横逆ですが)16:9です。
このアスペクト比で成り立ってるものは主に、
テレビ、携帯、プロジェクターなど。
身近なものに多いです。
最近テレビやビデオカメラを購入された方はわかると思いますが、
最近のテレビはFHDとか、4Kとかを売りにしてますよね。
これらはピクセル数の表記の仕方なのですが、これら、全部16:9です。
そして最近よく見かける比率が16:10です。
macのPCなどがこの比率ですね。
この比率は微妙に16:9より少し縦が広いため、16:9の映像をはめると微妙に縦が余り、そこのPCのメニューバーなどが配置されたりします。微妙に便利笑
基本的な画面のアスペクト比はこのくらいです。映画になるともっと細分化して行きます。
(フィルムを作っている会社によって規格が変わったり、いろんな試行錯誤がなされているため)
さてさて、今日はこのくらいにしたいと思います。
明日からは、今日も軽く触れましたが、ピクセル数(画素)について話していきたいと思います。
ではでは、また明日。
こみやま