初心者から始める映像講座【基礎編】⑤〜フレームレート〜
こんばんは。
こみやまです。
そういえば、6/23は
つかこうへい7回忌特別公演「新・幕末純情伝」
の初日です。
映像スタッフでついてました。
松井玲奈ちゃんまじ可愛いです。必見。
さて、本日はフレームレートのお話をしようかと思います。
フレームレート。
簡単に言うと。
コマ数です。
詳しく言うと、一秒間に何枚の静止画から映像が成立してるかということを表す数値です。
単位はfps
(pとかiとかって書いたりすることも有ります。この場合pはprogressive、iはinterraceですがこの説明はマジで大変なので、『pとi 映像』とかでぐぐってみてください)
First Person Shooting Frame per secondの略です。
このアタマのフレームというやつが、静止画のことです。
たとえば、30fpsでしたら、一秒間に30枚の絵が連続しているということです。
パラパラ漫画と同じ原理です。(というかパラパラ漫画が映像の原理を使ってるだけ)
そして、動画にはこれらのフレームの静止画が情報として記録されています。
だから、動画って重いんですねー。無意識に重いものって思ってたりしますけど、やっぱ理由があるもんなのです。
今日、ほぼすべての映像が30fpsです。
まずテレビが規格として30fpsです。
(実は29.97fpsなのですが、これもとても長い説明なので、割愛。てか僕が完全に理解しきれてません←←)
それに合わせて、DVDやPC、その他各種映像はだいたい30fpsです。
なんで30かって言うと、(テレビ放映開発者の都合もあったそうですが)人間が基本的になめらかに見える映像が、30fps〜60fpsだからだそうです。
ちなみに昔のフィルム映画は24fpsでした。
それが、アメリカがテレビ放送用に開発した30fpsのシステムを導入、30fpsになっていき、それが普及しました。
ところが最近は、60fpsという映像が色んな所で流れるようになりました。
たとえばPS4。
fpsが60になると、やばいです。まじやばいです。酔うくらい綺麗です。
以下、サンプル動画です。
(おっきく作ったので、Wifiのご準備をば)
これが30fps
こっちが60fps
(ともにAdobe After Effectsで制作)
ぜんぜん違うのおわかりいただけましたか??
なんかもうぬるぬる動きますよね、60fps。
Youtuberの方とかで、60fpsで撮影される方なんかもいます。
動画を見た瞬間に、「あ、これ60fpsや」ってなるくらい違います。
半端なく綺麗です。
まあ当然です。電球のフィラメントが点滅するより一秒の刻み方が細かいんですもの。
(電気の周波数は関東では1/50、関西では1/60秒に一回点滅)
ちなみに、さっきあげた動画はフルHDの動画なんですが、これが4Kになるとさらにすごいです。
花火とかを4K60pで撮影されてる方がyoutubeにいらっしゃったりしますので、興味ある方はぜひ。(ただ、一般家庭のwifiだとスムーズに見るの辛いかもです。)
とまあ、こんな感じで、フレームレート上がるととっても映像が綺麗に見えます。
ただ、気をつけなければいけないのが、30fpsとかの普通の動画を何かしらの形で60fpsにしても意味がありません。
一秒間に30枚しか絵がないのですから、その動画における秒数の刻み方を60にしても、絵が30枚足りません。
このことを、「コマ落ち」といったりします。
コマ落ちは、処理が重い動画を再生している時にも見られます。
CPUが限界に達して、秒間30枚の絵を全部再生できない、なんてことがまれに仕事してても有ります。
コマが落ちてしまった動画ってやっぱ見栄えが良くないです。
なので、動画作る際に気をつけたいのが、
全てのフレームで何かしらが変わっていってる動画を作ること
です。
(もちろんわざと落とすことも有ります。「コマ落とし」って僕は呼んでます)
さて、ここまで長々とフレームレートについてお話してきました。
このお話で、ひとまず映像の構成要素は全部お話できたことになるかと思います。
次回からは実際の話しをできればなと思っています。
では、また明日〜〜
こみやま